2016年3月12日土曜日

Jazzfm パーカッション奏者、ナナ・バスコンセロス死去

ブラジルを代表する最高のミュージシャンの一人であるナナ・バスコンセロスが、サンパウロの市立病院で亡くなった(71歳)。7ヶ月前に肺がんと診断されていた。

バスコンセロスは、ペルナンブーコ州レシフェの出身で、政治家、アーティスト、友人が共にその死を悼む中、同州知事は、3日間の服喪を宣言した。1973年以来、25枚を超えるアルバムをリリースしており、パット・メセニー、ドン・チェリー、エグベルト・ジスモンティ、そしてガトー・バルビエリなどと共に名盤を残している。何世代にも渡るミュージシャンに影響を与えてきた。

パット・メセニーのフェイスブック・ページは、「パーカッションの巨人、ナナ・バスコンセロスが亡くなったことに大きな悲しみを覚える。ナナは'80年代前半の数枚の重要なレコード、そして数多くのツアーで、パットの音楽に大きな役割を果たした。」パットは「この音楽界で最高のパーカッショニストであるばかりでなく、ナナは驚くほど素晴らしい人間だった。(いつも肩にビリンバウを載せて)どこに行っても友人を作り、周囲の人間にも喜びが広がっていった。ナナの笑いは人にうつり、どのような状況でも幸せをもたらすその能力は会場全体に広がっていった。そして本当に信じられないようなミュージシャンだった。エレクトリックな音楽にどんどん向かっていくに従い、自然なサウンドのバランスが重要だと感じたが、ナナはそれを完璧なかたちで与えることが出来た。声の使い方も含めて。本当にナナがいなくなって寂しいよ!」

ロンドンのオーディエンスは、ナナのステージ、特にオーディエンスも参加して、アマゾンの熱帯雨林のような自然音を呼び出せることについて、懐かしく想い出すだろう。ナナはパーカッションの達人で、特にブラジル独自の楽器、ビリンバウの演奏で知られる。

▼元記事
http://www.jazzfm.com/news/music-news/percussionist-nana-vasconcelos-dies/

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