2016年7月28日木曜日

[Billboard] RED HOT CHILI PEPPERS、BABYMETALとベックが、20年目のフジ・ロックに大騒ぎをもたらす

RED HOT CHILI PEPPERS、BABYMETALとベックが、20年目のフジ・ロックに大騒ぎをもたらす

ロブ・シュウォーツ(2016年7月27日)




フジ・ロック・フェスティバルは、日本、苗場(実際には富士山には近くない)の緑の山々と流れる清流の中で、7月22日から24日に20回目を迎えた。RED HOT CHILI PEPPERSとポップ・メタル・センセーション、BABYMETALをヘッドライナーとしたこの記念すべき祝典には125,000人が参加し、2012年以来、最も成功したものとなった。

ベック、WILCO、SIGUR ROS、ベン・ハーパー、そしてDISCLOSUREも演奏を行い、ビルボードの推定では、チケットの売上はおよそ18億円(1730万ドル)の総収入になったと思われる。

このイベントは、日本最高の国際ロック・フェスだ。1997年にRED HOT CHILI PEPPERS、RAGE AGAINST THE MACHINE、ベック、そしてFOO FIGHTERSを招いて1997年に行われ、日本のサマー・ロック・フェスティバル復興の先駆けとなった。ただしベックとFOO FIGHTERSは2日目の豪雨でキャンセルになっている。従って今年、プロモーターのスマッシュ・コーポレーションは、フェスのルーツを讃えるためにレッチリ(4度目)、そしてベック(4度目のブッキング、3度目の公演)をヘッドライナーに迎えた。

フリーはステージでこの記念祭を認めているが、グリーン(メイン)ステージで土曜の夜(7月23日)にヘッドライナーを務めたベックが、1度目のフジ・ロックだけでなく、(1998年に実際に演奏した)2度目のフジ・ロックでどのように自分がブッキングされたのかについて詩的に記録した。「20年は瞬きのうちに過ぎ去った」と。

素晴らしい天気(はじめから雨はこのイベントにつきものだった)と強力なラインナップによって、近年では最も記憶に残るフェスの一つとなった。サンフランシスコのファンク・バンド、CON BRIOは、会場周辺のステージで行った3つの異なったセットで大騒ぎした。ミニマル・テクノの指揮者、エルネストゥスがプロデュースした、アフリカン・ポリリズム・ドラム・バンド、MARK ERNESTUS’ NDAGGA RHYTHM FORCEも、複数のセットで観客を盛り上げた。

オーストラリアのエレクトロ・ポップ・アーティスト、トロイ・シバンは、日曜の午後(7月24日)にレッド・マーキーを満杯にした。このYouTubeのスター(ビュー合計2.4億)の名声がまず日本に届き、その代理人であるスーパーエージェント、エマ・バンクス(レッチリの代理人でもある)が、サイド・ステージでのショーをブッキング、主に十代の観客を魅了した。

この日本におけるトップ国際フェスが、メジャー・レーベルの目にとまらないはずはなく、ユニバーサル・ミュージック・ジャパンは、FOO FIGHTERS、ベック、THE CHEMICAL BROTHERS、そしてジャック・ジョンソンなど、すべてフジ・ロックで複数回演奏したバンドの音楽をフィーチャーしたコンピレーション盤をリリースした。

▼元記事
Red Hot Chili Peppers, Babymetal & Beck Bring the Party as Fuji Rock Turns 20


1 件のコメント: