2016年12月12日月曜日

[Laut.de] BABYMETAL - Live at Wembley(レビュー)

BABYMETAL - Live at Wembley(レビュー)

ウルフ・クバンケ(2016年12月9日)



[ドイツ語からの重訳です]

雨のロンドンに昇る太陽の奇跡

ウェンブリー・スタジアムでギグ? 思いつくのはQUEEN、THE WHO、METALLICA、マドンナ、あるいはOASISだろう。このすごいクラブにBABYMETALが加わった。奇跡は起こった。あの女の子たちが日出づる国から登場すると、雨のロンドンでも輝いた。「Live At Wembley」は、音の色をしたポップコーンと素晴らしいエンターテインメントが一杯に詰まっている。

スターウォーズを参考にしたスペイシーなコンサートのオープニング――「デス・ベイダー」の言葉遊びを含む――はフォースだった。新しいテキストで、「BABYMETAL」として知られるイントロを、神道タッチのSFバブルガムに変えてしまった。「生と死は始まり、終わる」。死ですら、BABYMETALの復活の力には叶わない。数秒後ジャンプが始まり、かの"Master of Puppets"すらやっつけた。

ファースト・アルバムからのハイライト数曲、それにセカンド・アルバム、「Metal Resistance」からほぼ全曲を演奏したが、ポップからエレクトロ、そしてスカまでの矢のように速いギミックを諦めることなく、もっとメタルで、もっと圧力があった。賛歌のような"Road of Resistance"はほぼ2倍の長さで13分近かった。ダンスフロア・キラーの"Yava!"の長くて少しだけMAIDENぽいバージョンは、楽しい軽さと、素晴らしいエンターテインメントで演奏された。

このトリオはボーカルもいっぱいで、スゥメタルは"Amore"を軽々と歌い上げた。グループの歌唱は複雑で、完璧であり、お互いとぴったりと合っているだけでなく、スピードメタルを伴奏する神バンドによるグロウルに合わせてデュエットも行った。

後者は、ライブ・バンドとして伝説のような演奏を行っており、高速の青山秀樹や前田遊野のドラムスは、デンマークのドラマーが願うことができないような確実な演奏を見せる。

また、ギターとキーボードの効果的で多彩なインタープレイは、メタルの月桂樹の輪にふさわしい。意識的に様式美的なコントラストにもかかわらず、BABYMETALはドラマチックにぴったりと合い、お互いを妨げることのない円熟したサウンドを創り上げている。

▼元記事
BABYMETAL - Live at Wembley


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