2017年1月9日月曜日

[The Guardian] 心配するな:メタル・ハマーが廃刊から救われた

心配するな:メタル・ハマーが廃刊から救われた

フューチャー・パブリシングスが、30年の歴史を持つメタル・ハマーを含む、チーム・ロックのクラシック誌、ウェブサイト、それにイベントを80万ポンドで購入

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このヘビー・メタル・ファンは、メタル・ハマー誌が救われたというニュースでたぶん喜んでいるだろう

マーク・スイーニー(2016年1月8日)



30年の歴史を持つメタル・ハマー誌、それにその仲間のクラシック・ロックとプログは、ギタリスト、トータル・フィルム、それにT3を含むタイトルの所有者であるフューチャー・パブリシングスにより、廃刊から救われ、継続することになった。

ゴールデン・ゴッズ・アワーズとクラシック・ロック・アワーズと共に、このような雑誌は、自己スタイルの「ロックとメタルのホーム」を自認してきた所有者のチーム・ロックが12月に財産管理に陥ってから、出版が中断し、廃刊の危機にあった。

クリスマス直前に解雇手当もなく70人以上のスタッフが失業したというこのニュースにより、英国のバンド、ORANGE GOBLINは、Just Givingでの募金活動を開始し、7万ポンド以上の資金を集めた。

バンドはまた、1月5日にロンドン、カムデンのブラック・ハートで、資金集めのギグを行っている。

デジタル、イベントおよび雑誌の上場会社であるフューチャー・パブリシングスは、チーム・ロックの雑誌、イベントおよびチーム・ロックのデジタル・ラジオ・サービスに関する、80万ポンドの格安の契約を結んだ。

2013年にタイトルを1,020万ポンドでチーム・ロックに販売したのは、トータル・ギタリスト、ギタリスト、リズムの各誌、それにオンライン・サイト・ミュージックレーダーを含むタイトルを所有するフューチャーだった。

「このようなクラシック・ロック・ブランドを関連誌、イベント、それにウェブサイトと共に買い付けたことは、私たちの購買・育成の戦略をさらに進めるものです」と、フューチャーのチーフ・エグゼクティブ、ジラー・ビング・ソーンは語っている。

「このことにより、多彩な売上の流れを通じて金銭化している、データを中核とする、世界をリードする専門メディア・プラットフォームの創造がさらに強化されます。私たちは、このような象徴的で、愛されているブランドをさらに発展させ、世界中の献身的なファンのコミュニティーにサービスを提供し続けることを期待しています」

「フェイスを守護する」を小見出しとするメタル・ハマー誌は、1986年に創刊され、2015年に最後に正式に監査された数字では1ヶ月あたり約20,000部を販売している。

1998年創刊のクラシック・ロック誌は、2015年に1号当たり平均51,000部を販売し、プログ誌は2009年に創刊され、プログレッシヴ・ロックを取り扱っており、これまでのところ監査された数字は公表していない。

5月にフューチャーは、アコースティック、バス・ドラマー、それにアイドラムの各誌を含め、ロンドン・ドラム・ショー、ロンドン・ベース・ギター・ショーといったイベントの親会社であるブレイズを買収した。

管財人のFRPアドバイザリーが取り扱っているチーム・ロック社のビジネスの過渡期においては、一握りのスタッフしか職が保証されていないが、進行中の交渉を通じて、フューチャーにより多くが移ることができるかも知れない。

影響を受けたスタッフを助けようという呼びかけは、AVENGED SEVENFOLD、BLACK STONE CHERRY、ASKING ALEXANDRA、そしてTESSERACTのようなミュージシャンからの寄付、それに影響を受けたスタッフのために基金を募るためのオークションを行ったフランク・ターナーを含め、世界中のロック・ファンの支援を集めた。

最近、フューチャーは、3,500万ポンド近い売上損失をなくすために500人近いスタッフを解雇し、その最大の雑誌ブランド、デジタル、そしてイベントに集中する新しい戦略を実施している。

6月に、フューチャーは、オール・アバウト・ヒストリー、デジタル・フォトグラファー、それにワールド・オブ・アニマルズの所有者である、イマジン・パブリシングを1,420万ポンドで買収した。

2014年にフューチャーは、工芸および自転車についてのタイトル17誌を、ラジオ・タイムズやトップ・ギアの出版社であるイメディエート・メディアに2,400万ポンドで売却している。

▼元記事
No need to fret: Metal Hammer magazine saved from closure


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