2017年4月19日水曜日

[Noiseporn] BABYMETALは仕分けされたコンサートについての新しい基準を設定するのか?

BABYMETALは仕分けされたコンサートについての新しい基準を設定するのか?

メレディス・コネリー(2017年4月18日)




コンサートに行って、気持ち悪い連中が全部いなくなってくれたらと願ったことはあるだろうか? あるいは、思慮に欠けたヒールであなたの足を踏みつけている女の子が消えてなくなったらとは?  カットオフやビーチサンダルの代わりにフープ・スカートとプラットフォーム靴を身につけているのが自分だけにならないように、ドレスコードを決めて欲しいと思ったことは? だとすれば、夏の予定を再検討して、すぐに東京行きのフライトを予約するべきかも。アイドル・メタル・グループのBABYMETALがこの夏、日本で興味深いひねりを効かせた公演を発表したことで物議を醸している。ショーはそれぞれ、観客が入場するために満足しなければならない具体的な規則があるのだ。

どのような条件だろうか? 性別、年齢、および衣装が、複数の会場で7月から8月にかけて行われる、このグループの「五大キツネ祭り」のアクセスを得るための要因となっている。ショーの指定は「女性のみ」や「十代のみ」から「ドレスコード:コープス・ペイント」まで幅がある。BABYMETALの公式ウェブサイトは、このポリシーの概要を示し、観客に課せられる制限について前もって警告している。

「各公演にはそれぞれ参加条件がございます。必ず参加条件および記載事項を全てご確認の上お申込みください」(Babymetal.comより)

確かに新しいアイデアだし、性別やフェイスペイントがないことで望みのショーに出席できないかも知れない熱心なファンの詮索の対象になることはまず間違いない。また基本的人権の一部に抵触せずにこのような制限を強要することは難しい、あるいは不可能であるかも知れないという意味で賢明でないようにも思える。たとえば、「十代」について有効な年齢は正確には? どうやってセキュリティーは性別の確認を行うのか? それぞれのゲストのIDの記載でかわせるのではと考えるかも知れないが、トランスジェンダーの個人の場合は? 生物学的、あるいは嗜好する性別を受け入れる公演で歓迎されるだろうか? 何よりも、このようなポリシーがより均一の取れたInstagramの写真につながるとしても、ポリシーそのものが頭痛の種になりそうに思える。

この非常に人気のある日本のグループが定める前例は、コンサートの観客を仕訳するというアイデアが他の市場にもはやるようになった場合のそれ以降の問題について、パンドラの箱を開けることになる。正直なところ、この習わしがアメリカで続くかどうか、あるいは誰かが訴訟を起こして、コープ・ペイントを熱湯で溶かすよりも早くすべてが消えてなくなることになるのか分からない。

▼元記事
IS BABYMETAL SETTING THE NEW STANDARD FOR CURATED CONCERTS?




1 件のコメント:

  1. LGBTに対する理解と許容が、基本的人権と直結しているのが、海外の?スタンダードなんですね。

    こうした「遊び心」でのドレスコードに対して、訴訟対策まで考慮しなければならない風潮は、喜ばしいとは思いませんが。

    しかし、それで差別を受けたと受け取られる虞があるのなら、5大キツネ祭りが話題になるのも頷ける。

    意識の差って、怖いものですね。好意的に行うことも、別の視点からは、悪意と取られる。

    日本画国内の公演で良かったのかもしれないですね。

    なにはともあれ、先行チケット当選した方々おめでとうございます。

    小さな箱で観られるなんて、超絶羨ましい限り。私は行けません。゜゜(´O`)°゜

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